世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
「好きだな、ハツ。貧血防止だっけ?」
殿村が隣でモモを咀嚼しながら、二本目の煙草に火をつけた。
「よく覚えてるわねっていうか、いつ禁煙するのよ?」
「あれ?僕、するって言ったっけ?」
「言ってたわよ、随分前だけど入社一年目の冬かな?スキー場改修の見積を私が作って殿村が営業かけて納品決まったお祝いに何故か、殿村が梅子の見積のおかげとか言って此処に初めて連れてきてくれたときに。」
「あぁ、懐かしいな。いやあれ梅子がちゃんと寒冷地仕様の商品を見積してくれてさ、ほんと助かったから。で、その時僕、禁煙するなんて言った?」
殿村が煙草を灰皿に置くとビールを傾けながら唇を持ち上げた。
「入社十二年、ようは三十五歳までにタバコやめるって言ってたわよ」
「あ、そういえば言ったような気もするし言ってないような気もするな」
「ばか、言ったのよ」
「はいはい、梅子が僕が何気なく言ったこと覚えてくれてて嬉しいよ」
「た、たまたまだから……」
やっぱり今日の殿村はいつもと違う。どこがどうといわれてもうまく説明できないのだけれど。私は食べ終わったクシをクシ入れに放り込みカルピスチューハイを飲み干した。
「梅子、次でおわりな」
「わかってるわよ……」
やや呆れた顔をしながらも直ぐに殿村が追加でレモンチューハイを注文する。
「二杯目がレモンチューハイってよくわかったわね」
「梅子が一杯目のペース早い時は、口当たりさっぱりさせたいのか眠気防止なのか分からないけどいつもレモンチューハイだからね」
「すご、よく見てんのね。正解、酸味で頭すっきりさせたいから」
「ま、酒は酒だけどね」
「うるさいわよ」
殿村がニヤッと笑いながら煙草の灰を灰皿に器用に落としていく。
「で、さっきの禁煙の話だけど、その時梅子が十二年後の自分について僕に話してくれたの覚えてる?」
「えっ、十二年後の自分?全然覚えてない、なんて言ってた?」
「それはまたこんど教えてやるよ」
「ケチね、もったいぶって」
殿村が隣でモモを咀嚼しながら、二本目の煙草に火をつけた。
「よく覚えてるわねっていうか、いつ禁煙するのよ?」
「あれ?僕、するって言ったっけ?」
「言ってたわよ、随分前だけど入社一年目の冬かな?スキー場改修の見積を私が作って殿村が営業かけて納品決まったお祝いに何故か、殿村が梅子の見積のおかげとか言って此処に初めて連れてきてくれたときに。」
「あぁ、懐かしいな。いやあれ梅子がちゃんと寒冷地仕様の商品を見積してくれてさ、ほんと助かったから。で、その時僕、禁煙するなんて言った?」
殿村が煙草を灰皿に置くとビールを傾けながら唇を持ち上げた。
「入社十二年、ようは三十五歳までにタバコやめるって言ってたわよ」
「あ、そういえば言ったような気もするし言ってないような気もするな」
「ばか、言ったのよ」
「はいはい、梅子が僕が何気なく言ったこと覚えてくれてて嬉しいよ」
「た、たまたまだから……」
やっぱり今日の殿村はいつもと違う。どこがどうといわれてもうまく説明できないのだけれど。私は食べ終わったクシをクシ入れに放り込みカルピスチューハイを飲み干した。
「梅子、次でおわりな」
「わかってるわよ……」
やや呆れた顔をしながらも直ぐに殿村が追加でレモンチューハイを注文する。
「二杯目がレモンチューハイってよくわかったわね」
「梅子が一杯目のペース早い時は、口当たりさっぱりさせたいのか眠気防止なのか分からないけどいつもレモンチューハイだからね」
「すご、よく見てんのね。正解、酸味で頭すっきりさせたいから」
「ま、酒は酒だけどね」
「うるさいわよ」
殿村がニヤッと笑いながら煙草の灰を灰皿に器用に落としていく。
「で、さっきの禁煙の話だけど、その時梅子が十二年後の自分について僕に話してくれたの覚えてる?」
「えっ、十二年後の自分?全然覚えてない、なんて言ってた?」
「それはまたこんど教えてやるよ」
「ケチね、もったいぶって」