世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
「ふふ……良かった、その顔じゃ今すぐ結婚は考えてるわけじゃないんだ。当たり前だよね、だって世界は新入社員でこれからだし、なにより源課長より一回りも年下だもんー」
返事を返さない俺に向かって、心奈がにこりと微笑むと俺の頬にキスを落とした。
「っ……やめろよ」
強引に心奈から身体を離すと俺は頬をワイシャツの袖で拭った。
「ね、世界。私は世界がTONTON株式会社の社長になるまで、ずっと応援してるしずっと待っててあげられるよ」
「どうゆう意味?」
心奈が長い髪を耳にかけながら小首を傾げた。
「そのままの意味だよ。世界が会社でやりたいことやりながら自然と結婚を考えるまで私は若いから待てるけど、源課長はどうかな。女の人は男の人と違って旬と呼ばれる時期が短いから。それに女の人は結婚だけがゴールじゃないし、その先の出産に至っては年齢を重ねた分だけ妊娠率は低くなるしね。世界が思ってるよりも、女は結婚にも結婚相手にも現実的でシビアな生き物ってこと」
梅子は結婚に対して焦りや不安を持っているようには見えないが、出産といわれると分からない。そもそも梅子とまだ交際してわずかな時間しか過ごしていない俺は、梅子が結婚に対してどう思っているのか真剣に考えたこともなかった。
(結婚うんぬんよりもまだ俺のこと好きにもなってもらってねぇのに……)
焦りだけが募って、不安が雪のように降り積もっていく。
「……分かったようなこと言ってんじゃねーよっ。もう帰るから!じゃあな!」
俺は不敵に笑う心奈を見ながら寝室扉を閉めると、マンションを出てすぐにスマホの液晶に梅子の名前を浮かべた。
返事を返さない俺に向かって、心奈がにこりと微笑むと俺の頬にキスを落とした。
「っ……やめろよ」
強引に心奈から身体を離すと俺は頬をワイシャツの袖で拭った。
「ね、世界。私は世界がTONTON株式会社の社長になるまで、ずっと応援してるしずっと待っててあげられるよ」
「どうゆう意味?」
心奈が長い髪を耳にかけながら小首を傾げた。
「そのままの意味だよ。世界が会社でやりたいことやりながら自然と結婚を考えるまで私は若いから待てるけど、源課長はどうかな。女の人は男の人と違って旬と呼ばれる時期が短いから。それに女の人は結婚だけがゴールじゃないし、その先の出産に至っては年齢を重ねた分だけ妊娠率は低くなるしね。世界が思ってるよりも、女は結婚にも結婚相手にも現実的でシビアな生き物ってこと」
梅子は結婚に対して焦りや不安を持っているようには見えないが、出産といわれると分からない。そもそも梅子とまだ交際してわずかな時間しか過ごしていない俺は、梅子が結婚に対してどう思っているのか真剣に考えたこともなかった。
(結婚うんぬんよりもまだ俺のこと好きにもなってもらってねぇのに……)
焦りだけが募って、不安が雪のように降り積もっていく。
「……分かったようなこと言ってんじゃねーよっ。もう帰るから!じゃあな!」
俺は不敵に笑う心奈を見ながら寝室扉を閉めると、マンションを出てすぐにスマホの液晶に梅子の名前を浮かべた。