世界くんの想うツボ〜年下ドS御曹司との甘い恋の攻防戦〜
「あ、殿村、もうここで大丈夫。今日もごちそうさまでした」
自宅マンションにのエントランスに到着して、何気なく見た手元の時計は深夜0時を回っている。
「いいえ、どういたしまして。あ、来月の誕生日、イタリアンでいい?」
「あ、去年のミシュラン二つ星のとこ?」
「あぁ、梅子がフォアブラのソテーがおいしいって絶賛してたお店」
「確かにおいしかったけど、凄く高級だからいいわよ。また焼き鳥で」
殿村が形のよい唇を持ち上げながら目を細めた。
「え、どしたの」
「梅子のそういうところも好きだなと思って」
そして強引に引き寄せられたと思えば目の前に綺麗に結ばれたネクタイの結び目がみえて、タバコのにおいが鼻をかすめる。
静かだった心臓はあっという間に跳ね上がって頭で理解できないまま呼吸が浅くなっていく。
「……ちょ……殿村……酔ってるの?」
殿村が修二のお店で飲んだのはビール三杯だったはずだ。酒の強い殿村がビール三杯で酔っぱらうことなどあるのだろうか。
「あれくらいじゃ酔えないな。ホントは少しぐらい酔っぱらってから梅子を抱きしめようかと思ったけど、それは卑怯な気がしてさ」
「え?……な、に……」
殿村の低い声が耳元にかかって緊張から声が出なくなる。
「梅子」
殿村の大きな掌が私の頬に触れたと思えば、そのまま顎を上に持ち上げられる。殿村の綺麗な二重瞼に吸い込まれそうになって心臓も痛いくらいに鼓動を刻んでいく。
「すきだよ……ずっと梅子が好きだった」
「私……」
(……好き?……)
頭の中に殿村の声と一緒に世界の声も聞こえてくる。ずっと同期として接してきた殿村から言われた言葉は、何度も頭に思い浮かべるのに少しも理解が追い付かない。
自宅マンションにのエントランスに到着して、何気なく見た手元の時計は深夜0時を回っている。
「いいえ、どういたしまして。あ、来月の誕生日、イタリアンでいい?」
「あ、去年のミシュラン二つ星のとこ?」
「あぁ、梅子がフォアブラのソテーがおいしいって絶賛してたお店」
「確かにおいしかったけど、凄く高級だからいいわよ。また焼き鳥で」
殿村が形のよい唇を持ち上げながら目を細めた。
「え、どしたの」
「梅子のそういうところも好きだなと思って」
そして強引に引き寄せられたと思えば目の前に綺麗に結ばれたネクタイの結び目がみえて、タバコのにおいが鼻をかすめる。
静かだった心臓はあっという間に跳ね上がって頭で理解できないまま呼吸が浅くなっていく。
「……ちょ……殿村……酔ってるの?」
殿村が修二のお店で飲んだのはビール三杯だったはずだ。酒の強い殿村がビール三杯で酔っぱらうことなどあるのだろうか。
「あれくらいじゃ酔えないな。ホントは少しぐらい酔っぱらってから梅子を抱きしめようかと思ったけど、それは卑怯な気がしてさ」
「え?……な、に……」
殿村の低い声が耳元にかかって緊張から声が出なくなる。
「梅子」
殿村の大きな掌が私の頬に触れたと思えば、そのまま顎を上に持ち上げられる。殿村の綺麗な二重瞼に吸い込まれそうになって心臓も痛いくらいに鼓動を刻んでいく。
「すきだよ……ずっと梅子が好きだった」
「私……」
(……好き?……)
頭の中に殿村の声と一緒に世界の声も聞こえてくる。ずっと同期として接してきた殿村から言われた言葉は、何度も頭に思い浮かべるのに少しも理解が追い付かない。