XYZ

よく見ると、確かに予約確定画面。

「ありがとう!」

私はただただナナミについて行くだけなのに、ナナミは今日のためにたくさん準備していてくれていたんだ。

凄く嬉しい…

ナナミは少し照れたように笑った。
きっとこんなナナミだから、みんなから慕われるんだろうな…

「次だ。」
「2名様、こちらに」

10分程度並ぶとスタッフの方に声をかけられ、アトラクションに乗り込む。
外装が木の模様をしていて、それか水に浮いているような感じのものに2人で乗る。
安全バーを下ろし、アトラクションは動き始める。

どんなものなのか全く分からないまま乗ってしまったため、かなりキョロキョロしてしまう。

ゆったりとしたスピード、植物園のような作りになっていて、涼しく景観がとても綺麗。
たまに外が見えると、誰だかわからない人同士手を振り合う。

知らない人に手を振るだなんて、面白い文化だなと思っていたら、隣に座っているナナミが私の耳元でそっと囁く。



「くるよ。」



「…えっ、きゃー!」

「あははははっ!!!」


囁きが聞こえると、乗り物は急降下。

そのまま水の中に突っ込んでいく。


バシャーン!!!



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