僕の欲しい君の薬指



「月弓ちゃんの声、直接聴きたいな」


“月弓ちゃんのお顔が見たいし、月弓ちゃんに抱き締めて欲しい”



この日の夜は、とてもとても永くて……。











































「月弓ちゃんに会いたくて仕方ないよ」



甘えたな彼が紡ぐ言葉に、思わず「私も会いたい」と零してしまいそうだった。


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