麻衣ロード、そのイカレた軌跡⑥/伝説のあの夏…、ファーストレジェンドは奇跡を生んだ!
再編へ…/その4
真樹子



そうか…!

麻衣さんは今、祥子の名を意識的に外したんだ

これからはあなた…、再び南玉連合内での”戦い”に身を投じるつもりなのね!

ふう…、あなたって人はどこまで自分に厳しいのよ

ならばよ、ここは本意ではないが、私から切り出さないとね…


...


「…わかったわ、麻衣さん…。”そういうこと”なら、祥子と南玉を離脱したドッグスのメンバーはあなたと歩ませるわよ。じゃなきゃ、ここまで成し遂げたのに、あなたはたった一人で、生まれ変わった南玉の連中と向き合うことになるんですもの。ボディーガードなしで、私にはそんな過酷な場に放り込めないよ!今言ったこと…、それが条件で私は麻衣さんの意志を尊重するわ」

「…ありがとう、真樹子さん。とりあえずさ、近々、合田総長にはけじめを申し出るから、その後で”確定”するよ。その間、みんなの誘導は真樹子さんに一任する。祥子達へ直に釈明の必要があるなら、いつでも行く。真樹子さんの判断でいい…。三田村さんもそれで了解してくれてるから…」

「なら、今からここにいる連中にはそれなりに含みを伝えるわ。なにしろ、これからは彼女たちが、新生南玉連合とやらに立ちはだかる中軸になるんだからさ…」

「ええ、それでお願いします。あと…、久美には私から直接伝えたいことがあるんだけど…」

「ハハハ…、そう言うことになるかと思って、ずっと隣に座らせてるわよ、私の妹には…。今、代わるわ」

私は、隣のカウンターチェアにかけていた久美に受話器を渡した

どうやら麻衣さんは、新たに自分を挑発するモノを見出したらしい…

そして、”それ”に向かっていく決心をしたようだ





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