麻衣ロード、そのイカレた軌跡⑥/伝説のあの夏…、ファーストレジェンドは奇跡を生んだ!
再編へ…/その19
ケイコ
しばらくして…、矢吹さんは私の顔をじっと見つめたまま口を開いた
それは目を細めて、呟くように…
「…火の玉川原ではわずかな時間しか目にできなかったけど、あなたの戦ってる姿からは非情さが伝わってきたわ。横田さん…、本郷はそれを感じたはずよ。だからこそ、彼女はますますあなたに闘志を燃やすでしょうね。…正直、二人には”それ以上”は行くなって、止めたい気持ちだよ。でもそれが無理なのは、昨日の二人を見ててわかった…」
この人は、高校へ入ってすぐ、路上で乱闘を演じた自分と荒子さんのこれまでの関係とダブらせているのかもしれない
矢吹先輩と荒子さんは確かに究極のライバルではあるんだろうが、本郷麻衣と私のように憎悪は持ち合わせていない
そこのところを、この先輩は慮ってくれてるようだ
麻衣と私は今後、ますます危険な関係に突き進むだろうと…
...
その後、二人は応接に腰を下ろして”本題”に入った
私はひと通り、昨夜荒子総長と話した内容について総長補佐である矢吹さんに伝えた
あと、学校で相川先輩と会った時のことも…
「荒子の認識は承知したわ。じゃあ、明日夕方、相模浦南病院でいいのね?」
「はい。総長は今日の午後転院しますので、明日は相川先輩と3人でお話ししたいそうです。今申し上げた通り、この件は相川先輩にはお伝えしてません。あくまで先輩は、南玉外部の者として、湯本敦子先輩から伺うとのことですので…」
「うん、わかったわ。あっこ経由でやっとく。横田さん…、おそらく明日で南玉連合再建の針路が決まるわ。…今後は荒子を支えてやってね。多美たちと共に…」
「はい…」
たぶん先輩は明日、荒子さんに湯本先輩と一緒に南玉から去ると告げるつもりなのだろう
そして荒子さんは、南玉連合総長としてその申し出を受ける…
昨日、口には出していなかったが、荒子さんは”それ”をもう察してるようだったし
さらに、本郷の出方も…
そして、それを受けた上での新生南玉連合の青写真と、都県境勢力のフレーム再編後を描いていた
私はその方針にのっとり、微力を尽くさせてもらう覚悟を持ったよ
ケイコ
しばらくして…、矢吹さんは私の顔をじっと見つめたまま口を開いた
それは目を細めて、呟くように…
「…火の玉川原ではわずかな時間しか目にできなかったけど、あなたの戦ってる姿からは非情さが伝わってきたわ。横田さん…、本郷はそれを感じたはずよ。だからこそ、彼女はますますあなたに闘志を燃やすでしょうね。…正直、二人には”それ以上”は行くなって、止めたい気持ちだよ。でもそれが無理なのは、昨日の二人を見ててわかった…」
この人は、高校へ入ってすぐ、路上で乱闘を演じた自分と荒子さんのこれまでの関係とダブらせているのかもしれない
矢吹先輩と荒子さんは確かに究極のライバルではあるんだろうが、本郷麻衣と私のように憎悪は持ち合わせていない
そこのところを、この先輩は慮ってくれてるようだ
麻衣と私は今後、ますます危険な関係に突き進むだろうと…
...
その後、二人は応接に腰を下ろして”本題”に入った
私はひと通り、昨夜荒子総長と話した内容について総長補佐である矢吹さんに伝えた
あと、学校で相川先輩と会った時のことも…
「荒子の認識は承知したわ。じゃあ、明日夕方、相模浦南病院でいいのね?」
「はい。総長は今日の午後転院しますので、明日は相川先輩と3人でお話ししたいそうです。今申し上げた通り、この件は相川先輩にはお伝えしてません。あくまで先輩は、南玉外部の者として、湯本敦子先輩から伺うとのことですので…」
「うん、わかったわ。あっこ経由でやっとく。横田さん…、おそらく明日で南玉連合再建の針路が決まるわ。…今後は荒子を支えてやってね。多美たちと共に…」
「はい…」
たぶん先輩は明日、荒子さんに湯本先輩と一緒に南玉から去ると告げるつもりなのだろう
そして荒子さんは、南玉連合総長としてその申し出を受ける…
昨日、口には出していなかったが、荒子さんは”それ”をもう察してるようだったし
さらに、本郷の出方も…
そして、それを受けた上での新生南玉連合の青写真と、都県境勢力のフレーム再編後を描いていた
私はその方針にのっとり、微力を尽くさせてもらう覚悟を持ったよ