上司の甘い復讐
山村君から報告書を受け取り見ると、彼は私よりもずっと上手にまとめていた。
私からすれば、羨ましいほどの出来だった。
だから、
「いいんじゃない!すごいよ!」
なんて言って返す。
すると山村君はありがとうございますと笑顔で笑った。
そんな、いつも通りの山村君に安心していたら……
「本当にいいんだろうな」
オフィスの中で最も怖いその声が聞こえた。
その声が大嫌いだった。
そして今は、声を聞いたら元カノのことが気になって仕方がない。