上司の甘い復讐



いつの間にか翔太さんが近くにいて、山村君の報告書をぱさっと取り上げられた。

そしてじっとそれを見る。

いつも通りのやり取り、そしてこの後待っているのは……



「大倉」


奴はいつもの冷たい声で私を呼んだ。


「これ、本当にいいのか?」


「は……はい」


「そうか」


そう言って、彼は冷めた目で私を見る。

二人の時が信じられないくらい、冷たい瞳だ。

この瞳に私はいつも怯えている。


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