上司の甘い復讐
「後輩に厳しく指導するのも、先輩の務めだ。
お前はそれが出来ないから、山村からナメられてる。
それかもし本当にこれで合格なら……お前頭狂ってるだろ」
「す……すみません」
思わず謝りながら、いつものように頭の中で唱える。
ハゲ崎ハゲろ、ハゲ崎なんて大嫌い!!
それから奴は山村君にも暴言を吐いて席に戻る。
「やり直しだ」
なんて、奴の定型文を吐き出して。
特別扱いして欲しいわけではない。
……いや、特別扱いして欲しいのかもしれない。
私、彼女じゃないの?