上司の甘い復讐






次の日……




結局、酒と翔太さんのせいでよく眠れなかった私は、ぼーっとした顔でホテルの朝食会場に下りた。

ぼーっとしながらも、昨夜のことを思い出して顔がかぁーっとなる。



結局は、私が勝手にパニックを起こして嫉妬していただけだった。

早乙女さんの時と同じだ。

私はこんなにドキドキキュンキュンしているのに、翔太さんはいつも平常心だ。

今日も何食わぬ顔で席に座っていて……




「……え?」



私は先に席に座っている三人を見て、思わず声を上げてしまった。

だって、いつも平常心のはずの翔太さんは、なぜか真っ赤な顔をして口元を押さえている。

その前に、これまたぼーっとした顔の山村君が座っているのだ。


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