上司の甘い復讐


山村君に散々言われてイラついているはずなのに、山村君に向かって頭を下げる翔太さん。

翔太さんは私のために、ここまでしてくれた。

だから私も、ちゃんと言わなきゃいけないと思う。



「あの……川崎さんと……付き合ってます」


弱々しい声を発する私に、


「……っ、ぇぇぇええええ!?」


山村君は悲痛な叫び声を上げる。


「えぇっ!?そうなんですか!?

なんで早く言ってくれないんですか!?」



山村君はパニックを起こすが、私は今まで何回も言ってきた。

それなのに山村君は、分かってくれなかった。

いや、山村君にははじめから、こうやってしっかり言わないといけなかったのだ。


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