上司の甘い復讐

これからも、ずっとずっと一緒






次の日……




出社すると、翔太さんと私の関係は、やっぱりみんなの知るところとなっていた。




「おはようございます」


いつものように挨拶すると、騒がしかった室内が一瞬静かになる。

そして人々の視線を感じた。

この様子で、みんなが私のことを話していたんだと察した。



「お、おはよう、瑞希ちゃん」


横山さんが努めて笑顔で挨拶してくれるが、どこかぎこちなさがある。

そんな横山さんの隣には山村君がいて、絶対私の話をしていたんだと確信に至った。

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