上司の甘い復讐




私は努めて平静を装ってパソコンの電源を付ける。

そんな私に遠慮がちに、


「み、瑞希ちゃん」


横山さんは声をかけてくれる。



「瑞希ちゃん……出張、お疲れ様。

お土産ありがとう」


「いえ、ありがとうございます」


なんて笑顔で変な返事をし、パソコンを見る。

こうやって普通を装いながらも、横山さんが色々聞きたくてうずうずしているのを感じた。

横山さんはどんな噂を聞いたのだろう。

きっと、あの夜のことだよね?

そう思うだけで、また顔が真っ赤になるのだった。



< 333 / 349 >

この作品をシェア

pagetop