上司の甘い復讐



そのまま翔太さんは優しく告げる。


「秘密」


その低くて甘い声が、きゅうっと胸を締め付ける。


「瑞希はどこに行きたい?」




私は……翔太さんといられるなら、どこだっていい。

こうやって二人でいると、幸せだなぁって感じるから、なんてこと、言えるはずもない。



「瑞希の行きたいところ、考えておいて。

今日は俺に付き合って」


彼はそう告げ、ぎゅっと手を握る。

そんな翔太さんが愛しくて、思わず身を寄せた。


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