完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。



それに、まだ帰りたくない……。

「か、神楽……くん」


もう少しだけ、一緒にいたいと思うのはどうして……?


「っ……、まって。不意打ちに呼ぶのは反則だよ」


今なら自然に呼べる気がして。

気づいたら名前で呼んでた。


「これからもそうやって呼んでくれる?」


わたしがコクッとうなずくと、とってもうれしそうに笑ってる。


「あぁ、そんな可愛い顔しないで。帰したくなくなるよ」


ほんの少しだけ……つながれてる手をキュッと握り返してみた。


「そんな可愛い仕草、どこで覚えてきたの?」

「っ……」


「ずるいね。可愛い顔して黙り込むなんて」

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