完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。



このままだと神楽くんの好き放題になっちゃう……っ。

なんとかして、意識を他にそらしたいのに。


「俺ね、百葉ちゃんのやわらかいほっぺ触るの好き」

「ふにゃ……っ」


後ろから器用に手でふにふにされて。

唇のあたりに軽く指がこすれるだけで。


「にゃっ……」

「あぁ、今の可愛い。やっぱり感度いいよね」

「うにゃ……ぅ」


ちゃんと作業しなきゃいけないのに。

甘いイジワルは止まることを知らず。


「あれ、ここ間違ってるよ?」

「み、耳は……っ」


ぜったいわざと耳元で話してる……っ。


さっきから神楽くんの息が耳にかかってくすぐったい。

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