完全無欠の超モテ生徒会長に、ナイショで溺愛されています。



「……指先に力入らなくなっちゃった?」

甘いささやきが鼓膜を揺さぶって。

気づいたら握っていたボールペンが、テーブルの上に落ちた。


「もう我慢できない? 身体が反応してるもんね」


「っ、イジワル……ダメです……っ」


耳にも唇にも軽く刺激を与えられて、もうじっとしていられない。

「でもこの体勢だとちょっと寂しいね」

「……っ?」


「百葉ちゃんの可愛い顔が見れないから……こうしよっか」


脇のあたりに神楽くんの手が入ってきて、そのまま身体がくるっと回されて。

「この体勢……めちゃくちゃ興奮するね」

「っ、や……です」

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