別れを決めたので、最後に愛をください~60日間のかりそめ婚で御曹司の独占欲が溢れ出す~
メインにした淡いブライダルピンクのバラに“愛しています”という意味があるなんて気付いた様子もなく未来は喜んで受け取ってくれた。
いつもより酔っている未来に自分の想いをどのタイミングで切り出すか思案していると、未来は和輝に『誕生日を祝うのは今年で最後にしたい』と言い出した。
『いくら子供のころからの付き合いで、家族みたいだとしても、本当の兄妹でもないのにいつまでもふたりきりで祝ってもらうなんて、お相手がいい気がしないと思う』
(“お相手”だと? もう未来にはそういう相手がいるということか? それとも――)
しかし和輝の思考は未来のとんでもない言葉で強制的に停止させられた。
『私の初めてを、もらってほしいの』
いったいどうしたんだと思った。酔っていてもこんなこと軽々しくいう子ではない。
和輝の否定の言葉を遮るように未来は続けた。
いつもより酔っている未来に自分の想いをどのタイミングで切り出すか思案していると、未来は和輝に『誕生日を祝うのは今年で最後にしたい』と言い出した。
『いくら子供のころからの付き合いで、家族みたいだとしても、本当の兄妹でもないのにいつまでもふたりきりで祝ってもらうなんて、お相手がいい気がしないと思う』
(“お相手”だと? もう未来にはそういう相手がいるということか? それとも――)
しかし和輝の思考は未来のとんでもない言葉で強制的に停止させられた。
『私の初めてを、もらってほしいの』
いったいどうしたんだと思った。酔っていてもこんなこと軽々しくいう子ではない。
和輝の否定の言葉を遮るように未来は続けた。