雪降る夜はあなたに会いたい 【下】


 溶け合うように抱き合った後、素肌のまま、白いベッドに二人で横たわった。

「――雪野。好きだ」

乱れた呼吸をお互いの胸で感じる。それが、また心を温かくさせる。

「私も、です。だって――」

この胸の暖かさも、私を包んでくれる腕のたくましさも。胸が締め付けられるほどに想いが溢れ出す。

「私の人生で、誰かを好きになったの、創介さんだけなんだから」

創介さんを強く抱きしめ返す。その背中にぎゅっとしがみついた。

「死ぬまでずっと、創介さんだけ」

そんなことを言ったら、重いかな――。

言ってしまってから少し後悔したけれど、でもそれは本当のこと。私の思いを少しでもありのままに伝えたいから、そう言ってしまった。

「雪野……」

創介さんの腕が緩められて、私の剥き出しの肩を掴んだ。切なげな視線が私に向けられる。

「創介、さん……?」
「――悪いな、雪野」
「どうして、謝るの?」

その創介さんの真意が分からなくて私は見つめ返した。

 創介さんの指が、私の頬に触れる。

「今日、嫌な思いをさせたな。本当に、雪野には、辛い思いをさせてばかりだ」
「嫌な思いなんて、何も――」
「ごめん」

創介さんが私をもう一度抱き寄せた。

嫌な思い――。

もしかして、パーティーであの女性たちに会ったことを知ってしまったのだろうか。

「何か、誰かから、聞いたの――?」

創介さんの背中に手を当てながら、問い掛ける。


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