雪降る夜はあなたに会いたい 【下】


「創介さんの、もう、こんなに……」

自分であって自分でないような。
我を捨てて、ただ欲望にまみれた淫らな女でいいとすら思う。

「あたりまえだろ……。雪野がこんなことしてるんだ。どうにかなりそうだ」

息も絶え絶えにそう言う創介さんを見て、私は自ら着ていたものをすべて脱ぎ捨てた。
そして、彼自身を自分の手で当てがう。

「ゆ、雪野……っ? な、何して――」
「自分で、入れられるから。創介さんは、何もしなくていい、です」
「バカっ、おまえ、まだ慣らしてやってない――」

創介さんのそれは張り詰められているのに、慌てて私の身体を抱き上げようとする。

「いい、んです。もう、充分、濡れてるから……っ」

そのまま腰を下ろせば、一気に中を押し広げ貫いて行った。

「ゆき――」
「あぁ……っ」

本当に私の身体は淫らなのかもしれない。

愛撫もされていないのに、こんなにも簡単に飲み込んで。気持ち良くて、創介さんの身体の上で腰を揺らしているんだから。

「気持ち、いいですか? これで、いい? ちゃんと、気持ちよく、なって……る?」
「あ、ああ……、ヤバいほど、気持ちいいよ。おまえのこんな姿、見てるだけでもう、たまらない――」

私の腰に創介さんの手のひらがあてがわれて、お互いが呼吸を合わせるように繋がり合う。さらに快感を求めて、恥ずかしさなんて忘れて、無我夢中で動いていた。

「雪野……っ」

すぐに上り詰めた快感は一気にはじけた。

身体に力が入らなくて創介さんの上半身に身を投げ出した。そんな私の身体を創介さんが優しく抱き留める。

< 77 / 380 >

この作品をシェア

pagetop