3121号室の狼〜孤高な冷徹御曹司の愛に溺れるまで〜
歩いて数分もしない内に辿り着いた、都内の中心地にある大規模なショッピングモール。
ここは最近オープンした国内でも多くの店舗数が集まり、海外ブランドも充実していることで話題になり、こうして休日には沢山の人で溢れかえっていた。
ここの開発プロジェクトに楓様も参加していたなんて、改めて凄いお方なんだと思い知らされる。
「……楓様、本当に私なんかが同行してよろしいのでしょうか」
そう思うと何だかこの視察に段々とプレッシャーを感じ始め、冷や汗を流しながら楓様の横顔を覗いた。
「別に。そんな堅苦しいものでもないし、あんたは休み返上で来てるんだから、とりあえず普通に楽しんでればそれでいいから」
けど、そんな不安を払拭してくれるように、楓様の配慮ある言葉に私は軽い感動を覚え、首を縦に振る。
楽しんでいいと仰って頂き、あれだけ押さえ込もうとしていた高揚感は、たかが外れたようにどんどんと膨れ上がり、期待と共に満ち溢れていく。
しかし、それと比例して焦る気持ち。
あれから瀬名さんと話し合って決めた誕生日プレゼントをいつ渡せばいいのか。
そして、お祝いのお言葉をどのタイミングで申し上げればいいのか分からず、気もそぞろでいる。
でも、これではせっかくの楓様との時間に集中出来なくなってしまうので、一先ずその不安は置いといて、仰られた通り今は名一杯楽しむことに専念しようと、私は気持ちを切り替えるため、小さく深呼吸をした。
「楓様はお買い物されますか?私はいくつか購入したい物があるのですが、お付き合い頂いてもよろしいですか?」
とりあえず、せっかくショッピングモールに来たので、これまで多忙の為疎かにしていた購入品のリストアップをしてきたものの、果たして楓様はどんな反応を見せるのか恐る恐る返答を待つ。
「……あー、そうだな。とりあえず、スーツを新調するつもり。あとは特にないから美守に任せる」
すると、意外にもあっさりと承諾をして頂き、私は肩の力が抜けたと同時に、自然と笑みが溢れていく。
「それでは、早速参りましょう。楓様」
そして、本格的に始まろうとするショッピングに胸を躍らせながら、手始めに楓様の用事を先に済ませようと、私達は紳士服エリアへと向かったのだった。
ここは最近オープンした国内でも多くの店舗数が集まり、海外ブランドも充実していることで話題になり、こうして休日には沢山の人で溢れかえっていた。
ここの開発プロジェクトに楓様も参加していたなんて、改めて凄いお方なんだと思い知らされる。
「……楓様、本当に私なんかが同行してよろしいのでしょうか」
そう思うと何だかこの視察に段々とプレッシャーを感じ始め、冷や汗を流しながら楓様の横顔を覗いた。
「別に。そんな堅苦しいものでもないし、あんたは休み返上で来てるんだから、とりあえず普通に楽しんでればそれでいいから」
けど、そんな不安を払拭してくれるように、楓様の配慮ある言葉に私は軽い感動を覚え、首を縦に振る。
楽しんでいいと仰って頂き、あれだけ押さえ込もうとしていた高揚感は、たかが外れたようにどんどんと膨れ上がり、期待と共に満ち溢れていく。
しかし、それと比例して焦る気持ち。
あれから瀬名さんと話し合って決めた誕生日プレゼントをいつ渡せばいいのか。
そして、お祝いのお言葉をどのタイミングで申し上げればいいのか分からず、気もそぞろでいる。
でも、これではせっかくの楓様との時間に集中出来なくなってしまうので、一先ずその不安は置いといて、仰られた通り今は名一杯楽しむことに専念しようと、私は気持ちを切り替えるため、小さく深呼吸をした。
「楓様はお買い物されますか?私はいくつか購入したい物があるのですが、お付き合い頂いてもよろしいですか?」
とりあえず、せっかくショッピングモールに来たので、これまで多忙の為疎かにしていた購入品のリストアップをしてきたものの、果たして楓様はどんな反応を見せるのか恐る恐る返答を待つ。
「……あー、そうだな。とりあえず、スーツを新調するつもり。あとは特にないから美守に任せる」
すると、意外にもあっさりと承諾をして頂き、私は肩の力が抜けたと同時に、自然と笑みが溢れていく。
「それでは、早速参りましょう。楓様」
そして、本格的に始まろうとするショッピングに胸を躍らせながら、手始めに楓様の用事を先に済ませようと、私達は紳士服エリアへと向かったのだった。