転生アラサー腐女子はモブですから!?
(ふっ、ふっ、ふっ、とうとう来たわよ、この日が。騎士団見学会♡)
王城へと向かう馬車の中、アイシャの不気味な笑いが響く。
数日前にクレア王女から届いた手紙を胸に今日まで眠れない夜を過ごした。ほとばしる妄想で、何度鼻血を噴きそうになったことか。途中、興奮のあまり鼻血を噴き出し、ベットが血まみれになったのはご愛嬌だ。
(夜中に叩き起こされるハメになった使用人の皆さま、本当に申し訳ありませんでした。アイシャは、本懐を遂げて参ります)
そんな事を回想しながら王城の門扉についたアイシャは、馬車から降りると、いつもの侍従と目を合わせニッコリと微笑む。それを見た侍従が満足気に頷き、背を向け歩き出す。
(すっご~い! とうとうアイコンタクトのみで意思が通じるようになったか)
三回目の訪問で侍従と変な信頼関係が築かれた事に、感動を覚える。
(ヨシヨシ、城の侍従にも私の存在は認められてきたようね。将来の就職先なら、味方は多いに限る!)
侍従に続き歩きながら、アイシャは将来の展望に思いを馳せていた。
王城へと向かう馬車の中、アイシャの不気味な笑いが響く。
数日前にクレア王女から届いた手紙を胸に今日まで眠れない夜を過ごした。ほとばしる妄想で、何度鼻血を噴きそうになったことか。途中、興奮のあまり鼻血を噴き出し、ベットが血まみれになったのはご愛嬌だ。
(夜中に叩き起こされるハメになった使用人の皆さま、本当に申し訳ありませんでした。アイシャは、本懐を遂げて参ります)
そんな事を回想しながら王城の門扉についたアイシャは、馬車から降りると、いつもの侍従と目を合わせニッコリと微笑む。それを見た侍従が満足気に頷き、背を向け歩き出す。
(すっご~い! とうとうアイコンタクトのみで意思が通じるようになったか)
三回目の訪問で侍従と変な信頼関係が築かれた事に、感動を覚える。
(ヨシヨシ、城の侍従にも私の存在は認められてきたようね。将来の就職先なら、味方は多いに限る!)
侍従に続き歩きながら、アイシャは将来の展望に思いを馳せていた。