転生アラサー腐女子はモブですから!?
「アイシャ、リアムだ。入るぞ」
部屋に入って来たリアムを見て、先程までのキースに対するモヤモヤが晴れていく。
「身体の状態は大丈夫か?」
「まぁ、全身痛いわねぇ。ここに運んでくれたのはリアム様?」
「あぁ。気を失ったからな。ここは、医務室内の個室だ。動けるようになるまで居て大丈夫だ。ところで、さっきまでキースが来てたのか? アイツとは和解出来たのか?」
「和解って……、ないわね。結局私は十年間ずっとキースの八つ当たりを受けていたらしいわ」
「はぁ? 何だそれ?」
アイシャは、事の顛末をリアムに全て話していた。
「くくっ、ははは。アイツもルイス様の事になるとバカになるらしい。八つ当たりとは、傑作だ」
隣で爆笑するリアムに、ジト目になる。
「ちょっと笑い過ぎよ! 理由もわからず十年間も翻弄された私の身にもなってよね!」
「まぁ、アイツの馬鹿な八つ当たりのおかげで、アイシャとの二人だけの時間を取れたのは幸運だったけどな」
「えっ?? 何か言った?」
椅子から立ち上がり近づいて来たリアムに肩を優しく掴まれ引き寄せられる。
「本当鈍感なんだから。何とも思ってない奴に十年間も付き合うわけないだろう」
「――――っ!?」
リアムに見つめられ、優しいキスが落とされる。
「アイシャ覚えておいて。君の事を誰よりも愛しているのは私だという事を」
最後にアイシャを優しく抱きしめリアムが、部屋から出ていく。
(愛している??)
「えっ!? えぇぇぇぇ!!!!」
静かな医務室にアイシャの大絶叫が響き渡った。
部屋に入って来たリアムを見て、先程までのキースに対するモヤモヤが晴れていく。
「身体の状態は大丈夫か?」
「まぁ、全身痛いわねぇ。ここに運んでくれたのはリアム様?」
「あぁ。気を失ったからな。ここは、医務室内の個室だ。動けるようになるまで居て大丈夫だ。ところで、さっきまでキースが来てたのか? アイツとは和解出来たのか?」
「和解って……、ないわね。結局私は十年間ずっとキースの八つ当たりを受けていたらしいわ」
「はぁ? 何だそれ?」
アイシャは、事の顛末をリアムに全て話していた。
「くくっ、ははは。アイツもルイス様の事になるとバカになるらしい。八つ当たりとは、傑作だ」
隣で爆笑するリアムに、ジト目になる。
「ちょっと笑い過ぎよ! 理由もわからず十年間も翻弄された私の身にもなってよね!」
「まぁ、アイツの馬鹿な八つ当たりのおかげで、アイシャとの二人だけの時間を取れたのは幸運だったけどな」
「えっ?? 何か言った?」
椅子から立ち上がり近づいて来たリアムに肩を優しく掴まれ引き寄せられる。
「本当鈍感なんだから。何とも思ってない奴に十年間も付き合うわけないだろう」
「――――っ!?」
リアムに見つめられ、優しいキスが落とされる。
「アイシャ覚えておいて。君の事を誰よりも愛しているのは私だという事を」
最後にアイシャを優しく抱きしめリアムが、部屋から出ていく。
(愛している??)
「えっ!? えぇぇぇぇ!!!!」
静かな医務室にアイシャの大絶叫が響き渡った。