【電子書籍・コミカライズ決定】イケオジ王弟殿下との白い結婚〜君を愛するつもりはないと言われましたが、なぜか旦那様は過保護に溺愛してきます〜
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「あれぇ……?」
眼下には薔薇の庭園が色鮮やかだ。テラスに置かれたテーブルの上には、色とりどりの果物が盛り付けられたスイーツがのっている。
お茶会の席に座る二人は、どちらもキラキラと動く度にきらめくようなドレスと装飾品を身にまとっている。
「あら、どうしましたの? ステラ」
「……あの、レイレア様、これはいったい」
そう、お茶会の席に座っているのは、私と第三王女レイレア・ロレンス殿下だ。
あいかわらず美しい金色の髪と同じ色をした金色の瞳をもつレイレア様は、お美しい。
なぜか、幼いころから私に関心を示して仲良くしてくださっている。
「お茶会を開きたいと、言ってきたのはステラよ? しかも、開催場所まで指定して」
「それは……。そうなのですが」
ドルアス様のお手並みは、鮮やかだった。
ドレスに着替え、化粧を施された私は、あいかわらず少し幼い印象を残しながらも、可憐に変身した。
そして、その準備が整ったときには、すでにレイレア様に手紙が送り届けられて、返事も手に入れていたのだ。