【電子書籍・コミカライズ決定】イケオジ王弟殿下との白い結婚〜君を愛するつもりはないと言われましたが、なぜか旦那様は過保護に溺愛してきます〜
「……ルルードには、未来を視る力があるのは、王太子妃の婚約者だった君はすでに知っていることだな?」
「ええ……。ルルードだけが持つ、固有の加護ですよね? ……まさか」
なぜか少しすねたようにも見える、ジェラルド様の表情。
「そうだ。私ばかり、こんなに待たされて……。君は、こんな簡単に私に愛してると言えるなんて、ズルいな。それなのに、その言葉に舞い上がってしまっているのだから、どうしようもない」
可愛すぎないか。それが正直な感想だ。
たぶん、こんなに可愛らしいジェラルド様を知っているのは、私だけに違いない。
いや、もしかしてバルト卿は知っているのだろうか……。
「その顔、何を考えている?」
「えっ、あのその」
「私が愛しているのは君だけだ」
その言葉は、威力が強すぎて、今日の私は口まで押さえて、やはり膝から崩れ落ちたのだった。