【電子書籍・コミカライズ決定】イケオジ王弟殿下との白い結婚〜君を愛するつもりはないと言われましたが、なぜか旦那様は過保護に溺愛してきます〜

 慌てて、抱き上げられている体をよじって、降ろしてもらい、振り返る。
 すでに、そこにはルルードとリーリルの姿はなかった。

「ず、ずるいです!! 私も見たかったです!!」
「……ん? ステラも見たのではないのか?」
「絶対、ジェラルド様に似ていたはず!! 見たかったのに!!」
「そのうち……見られるだろう」
「今、見たいです!!」
「──そうか」

 苦笑したジェラルド様と、地団駄を踏む私。
 その二人に出会える未来は、それほど遠くないのかもしれない。
 そして私は、ルルードとリーリルの確信犯ともいえるいたずらに、先ほどまでの後悔と悲しみも忘れてしまったのだった。
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