【電子書籍・コミカライズ決定】イケオジ王弟殿下との白い結婚〜君を愛するつもりはないと言われましたが、なぜか旦那様は過保護に溺愛してきます〜
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想いが通じ合った……。
そう思ってよいのだろうか。
これで、私たちはようやく本当の夫婦になれるに違いない。
けれど、先ほど見せられたジェラルド様の表情は、忘れられそうにない。
だからこそ、もうあんな顔をさせないと決意する。そう、ジェラルド様は、私がお守りするのだ。
それはともかく、私には先ほどから気になってしかたないことがあった。
「それにしても……。どんな二人だったのですか? 可愛いかったでしょうね……。ジェラルド様にも似ていますか!? 男の子と女の子、どちらが上ですか!?」
「はは、質問責めだな……」
「だって、私たちの子どもですよ!? 私だけ見られなかったなんて!」
「……あまり煽るな」
「煽る」
「失言だ、忘れるように」
優雅にお肉を切り分けて、口に運んでいたジェラルド様が、珍しいことに赤ワインを一気に飲み干した。もしかして、香辛料がかかりすぎていたのだろうか?