【電子書籍・コミカライズ決定】イケオジ王弟殿下との白い結婚〜君を愛するつもりはないと言われましたが、なぜか旦那様は過保護に溺愛してきます〜
「叔父上!? 何をなさるのですか!」
倒れ込んだまま、頬を押さえて見上げたフェンディル殿下を冷たく見下ろしたジェラルド様。
「……何をだと? 王族の配偶者に選ばれた淑女が、婚約破棄をされた先もわからぬ愚か者が」
「いくら叔父上といえ、王太子である私に不敬が過ぎます!」
「は? いまだ、王太子の地位が自分にあると思っているのか? ……痴れ者が」
静まり返った会場。私たちに向けられた視線は、好意的なものばかりではない。
そんな視線など気にもしてないような微笑みを見せて、ジェラルド様は私の前にひざまずいた。
「申し訳ないが、ステラ嬢と年が近い王族には、すでに婚約者がいる……。こんなおじさんが相手など嫌に違いないだろうが、君を救うにはこれしかない」