【電子書籍・コミカライズ決定】イケオジ王弟殿下との白い結婚〜君を愛するつもりはないと言われましたが、なぜか旦那様は過保護に溺愛してきます〜
次の瞬間、精霊が勢いよく私のお尻にぶつかってきた。
「ひゃっ!?」
気がつけば、私はハーブの香りに包まれて、ジェラルド様の腕の中にいた。
「危ないな……」
「あっ、あの! 私としか結婚できないって」
「君がフェンディルの婚約者に選ばれたのは、精霊に愛される加護を持つからだ。王国で現状一番力の強い、私の精霊ルルードが愛するのも君だけだ」
「……それなら私がもし、ジェラルド様のことを愛したら、ずっと一緒にいてくれますか?」
もし、なんて言葉をつけたけれど、本当は私にだってわかっている。
ずっと諦めていたけれど、私が愛する人は一人しかいない。
「……君はまだ若い。命を助けられたからといって、私みたいな」
「ずっと、好きでした!」
「……は?」
相当驚いたのか、私を抱きしめていた腕の力が強まる。少し苦しい。