【電子書籍・コミカライズ決定】イケオジ王弟殿下との白い結婚〜君を愛するつもりはないと言われましたが、なぜか旦那様は過保護に溺愛してきます〜

「ステラが、私の妻になってくれるなんて……。少しばかり、気合いを入れすぎてしまったようだな」
「ふふ。ジェラルド様も冗談なんて言うのですね」
「……冗談ではないが。まあ、そういうことにしておこうか」

 ようやく解放されて、屋敷に着いたとたんに告げられたジェラルド様の『君を愛するつもりはない』のひと言は、あまりにも衝撃的だったけれど、気持ちを伝えた今、私たちは本当の夫婦になったに違いない。

「……あの」

 二人の言葉が途切れ、訪れてしまった静寂に緊張しながら俯いてしまう。
 そんな子どもみたいな私に向けられたのは、温かな視線だ。
 隠すことのないそれは、私のことを慈しんでいることがすぐにわかるほどで、私は再び頬を真っ赤に染めてしまった。
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