【電子書籍・コミカライズ決定】イケオジ王弟殿下との白い結婚〜君を愛するつもりはないと言われましたが、なぜか旦那様は過保護に溺愛してきます〜
「──旦那様」
「そう、旦那様……」
少し目を見開いたジェラルド様は、いつもの余裕に満ちた表情が抜け落ちたみたいで、少しだけ可愛らしかった。
けれど、そんなことを思った私にも余裕はなく、ようやく冷えつつあった耳元が、再び熱を持つ。
「あう……」
「そうだな……。そして、ステラは私の妻だったな」
「……そうです」
真っ赤に染まっているであろう私の頬。
それに対し、顔色一つ変えずに微笑んだジェラルド様は、この瞬間も信じられないほどカッコいい。
それでいて、余裕の態度を見せられれば、やっぱり子ども扱いされていることを思い知らされるようで、悔しいのだった。