【電子書籍・コミカライズ決定】イケオジ王弟殿下との白い結婚〜君を愛するつもりはないと言われましたが、なぜか旦那様は過保護に溺愛してきます〜
食堂に用意されていたのは、胃もたれしないような優しいメニューばかりだった。
野菜のポタージュは、手が込んでいる。
優しい甘さに、緊張がほどけていくのを感じながら、なめらかな口当たりに、ジェラルド様が頼む前から、料理長はすでに準備してくれていたのだと知る。
「……美味しいです」
「そう、良かった」
ドキンッと胸が音を立てて高鳴る。
ようやくほどけかけていた緊張は、私と向かい合って座り微笑んでいるジェラルド様を見た瞬間に、再び高まる。