【電子書籍・コミカライズ決定】イケオジ王弟殿下との白い結婚〜君を愛するつもりはないと言われましたが、なぜか旦那様は過保護に溺愛してきます〜

「────ステラ・キラリス! 貴様との婚約は、今日をもって破棄する!」
「……っ、まさか」

 聞き間違いなどではない。ようやく、青い世界の中で、ステラが王家から与えられた毒薬を煽らなければ行けなかった理由がわかる。
 王族に婚約破棄をされた女性を王家は見逃すことなどできない。

 しかし、精霊に愛される加護を持つ乙女を裏切ったなら、王国は精霊に見限られるだろう。
 兄である国王は、精霊の加護を持たない。彼は通常目には見えない彼女の加護の力を感じることができない。
 きっと、あの未来では、王家か精霊に愛される加護を持つ彼女を秤にかけ、王家の体裁と秘密の保持を優先させてしまったに違いない。

 ────精霊の加護を持つフェンディルであれば、いつかステラの加護の重要性を理解するだろうと思っていたのだが、違っていたようだ。
< 69 / 190 >

この作品をシェア

pagetop