夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!
「わぁっ!」

心臓が全速力で走った後みたいにドキドキしていた。



(え?……)



暗さに目を凝らしながら、あたりを見渡す。
そこは見慣れた部屋だ。



(なんだ…夢か……)



ホッとした。



だよね、だよね。
カエルじゃないんだし、お腹が破裂することなんてないよね。
あんなでっかいクリームソーダなんてあるわけないし。



(あぁ、夢で良かった…でも……)



お腹の破裂はないとしても、たっくんがうちにいることがわかったら、芸能レポーターに追いかけられることは有り得るかもしれない。
『元アイドル、熱愛!』なんて書かれるのかな?



(いや~ん…)



思わず嬉しさがこみあがってくる。
あ、明日からはちょっとマシな服装しないといけないね。
でも、会社に行くだけだから、しょーもない服しかないよ。困ったな。
あ、メイクもちゃんとしないとね。
盗撮とかもされるだろうからね。
あ~、ダイエットもしないといけないな。
髪の毛もなんとかしないと!
今まで、あまりに手を抜きすぎた。
メンテナンスが終わるまでは、なんとしてでも週刊誌にみつからないようにしないと。
たっくんの彼女がショボイ女だってなったら、たっくんの評価まで下がっちゃうもんね。



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