夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!




「おはよう。」

「あ、お、おはよう。」



下に降りて言ったら、居間にたっくんがいた。
やっぱり、夢じゃない。
私、本当にたっくんと同棲してるんだ。



「あ、熱は?」

「うん、さっき測ったら37℃台になってた。」

「まだありますね。やっぱり、病院に行った方が良いんじゃ…」

「大丈夫だよ。頭痛もだいぶおさまったし。」

保険証がないって言ってたし、お金のことを気にしてるんだろうなぁ。
でも、本当に大丈夫なのかな。心配だな。



「仕事、何時から?」

「9時に家を出ます。」

「そう、じゃあ、俺も…」

「え?まだ熱があるんだから、家で寝とかないと。」

「家の主がいないのに、俺だけいるわけにはいかないだろ。
もし、俺が悪人だったら、どうするんだ。
貴重品、根こそぎ持っていくかもしれないぜ。」



えっ!?たっくん、そんなことを…



「わ、私、たっくんの大ファンでしたし、たっくんのこと、信用してます!」

「馬鹿なこと言うなよ。
今の俺はアイドルじゃない、ただのホームレスなんだぜ。
信用なんかしちゃだめだろ。
そもそも、家に泊まらせること自体、不用心過ぎるだろ。」



ううん、私にはわかるよ。
たっくんは絶対いい人。
昨夜だって、何もしなかったし…あ、夢の中には出て来たけど。
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