夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!




「ご馳走様、すごく美味しかった。」

「あ、ありがとうございます。」

それは、多分、お世辞ではないと思う。
たっくんは、オムライスを見て目を輝かせ、すごい勢いで食べてたもの。
気に入ってもらえて良かった。



「あぁ、久しぶりの風呂は気持ち良かったし、ごはんは美味しいし、最高だな。」

たっくん…確かに一皮むけたみたいに顔が綺麗に見える。
お風呂も長い間、入れてなかったのかなぁ?



「すごく良いにおいだったし、なんだか肌がすべすべになったよ。」

うんうん、上等な薔薇の入浴剤だからね。
肌もすべすべになるよ。



「その上、こんな美味しいオムライスまで作ってもらって…本当にありがとう。」

「いえ、どうせならハンバーグにすれば良かったですね。」

たっくんは、2時間近く入ってたから、そんなに時間があるのなら、十分ハンバーグが作れたね。



「なんでハンバーグ?」

「え?だって、たっくんの好きな料理はハンバーグですよね?」

「え?いや、俺が一番好きなのはマグロの山かけ丼だけど。あと焼き鳥とか。」

「え……」

マグロの山かけ丼?
ハンバーグと全然違うね。



「あぁ……」

たっくんが大きく頷いた。
何?一体、何なの?



「昔のプロフィールだね?
当時はアイドルだからさ、好きな食べ物もアイドルっぽいものにされたんだよ。」

「そ、そうなんですか!?」

確かに、アイドルの好きな食べ物がマグロの山かけ丼や焼き鳥だと、イメージは合わないな。
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