夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!
*
「このあたりは、ほとんど来たことがないよ。」
「そうなんですか…」
たっくんの家だったベンチから私の家は、歩いたら40分くらいかかる。
たっくんは、ショッピングモールの掃除をしてたらしいから、うちの方には全然来てなかったみたいだ。
だから、区役所の場所も知らないって言うから、次の日、私はたっくんに付き添った。
このあたりはバスもあんまりないから、けっこう不便。
自転車でもあれば便利なのかもしれないけど、残念ながら私は自転車に乗れない。
実家もおばあちゃんの家も、駅やスーパーはそんなに遠くないから、わざわざ自転車に乗ろうと思わなかったんだよね。
考えてみれば、小学生の頃以来、自転車には乗ったことがないかも。
「ホームレスやってたってこと、言わなきゃいけないのかな?」
「えっ?そ、そうですね。もし、聞かれたら話さないといけないかもしれませんが、聞かれなかったら言わなくて良いんじゃないですか?」
「俺…役所って苦手なんだ。」
そう呟いたたっくんは、表情も声も本当に心細げで…
「大丈夫ですよ。私がついていますから。」
私も自信なんてないけど、ついそんなことを言ってしまった。
「このあたりは、ほとんど来たことがないよ。」
「そうなんですか…」
たっくんの家だったベンチから私の家は、歩いたら40分くらいかかる。
たっくんは、ショッピングモールの掃除をしてたらしいから、うちの方には全然来てなかったみたいだ。
だから、区役所の場所も知らないって言うから、次の日、私はたっくんに付き添った。
このあたりはバスもあんまりないから、けっこう不便。
自転車でもあれば便利なのかもしれないけど、残念ながら私は自転車に乗れない。
実家もおばあちゃんの家も、駅やスーパーはそんなに遠くないから、わざわざ自転車に乗ろうと思わなかったんだよね。
考えてみれば、小学生の頃以来、自転車には乗ったことがないかも。
「ホームレスやってたってこと、言わなきゃいけないのかな?」
「えっ?そ、そうですね。もし、聞かれたら話さないといけないかもしれませんが、聞かれなかったら言わなくて良いんじゃないですか?」
「俺…役所って苦手なんだ。」
そう呟いたたっくんは、表情も声も本当に心細げで…
「大丈夫ですよ。私がついていますから。」
私も自信なんてないけど、ついそんなことを言ってしまった。