夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!
「すぐに昼飯作るからな。」

「ありがとう。」



いつものように二人でスーパーに行って、二人で帰って来て…
玄関で鍵を開けている時…



「久しぶりね。」

急に聞こえた声に、私達は同時に振り返った。
そこにいたのは、金髪の長い髪をした綺麗な人。
綺麗なんだけど、今にも飛びかかって来そうな怖い顔をしていた。



「恭子!」



(え?)



たっくん、この人を知ってるの?



「あなたも成り下がったもんね。
スーパーで買い物だなんて。」

「なんでお前がここにいるんだ。」

「よくそんなことが言えるわね。
私があなたをみつけるのに、どれほど苦労したかわからないでしょうね。」



えー…どういうこと?
この人誰?
たっくんとこの人は知り合いみたいだね。
どういう知り合いなんだろう?



「どうやって見つけたのか知らないけど、こういうやり方は好きじゃない。」

「そんなこと、知ったことじゃないわ。
私はとにかく、何がなんでもあなたを探し出したかったのよ。
そして、また昔みたいに恋人同士に戻りたいの。」



(こ、恋人?
この人が、たっくんの元カノなの?)



「寝言は寝てから言うんだな。
誰が恋人同士だって?」

えっ!?違うの?
じゃあ、この人、もしや頭が…



「よくそんなことが言えるわね。
私はあなたにずっと尽くして来た。
お金も体も、すべてあなたに捧げたわ。」

たっくんは高笑いをした。
まるで、その人を嘲笑うかのように。
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