夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!
「そ、そんなの嘘よ。
達也はけっこう面食いだし、派手な女が好きだもの。」



え?それって、私が地味で不細工だってこと?
本人を目の前にして、そんなこと言う??



「おまえ、本当に頭悪いなぁ。
女の趣味なんてもんは、年と共に変わっていくんだ。
いつまでも見た目に惑わされる19の俺じゃないんだよ。
今は、内面が良けりゃあそれで良いんだ。」



えーーっ!
たっくんまでそんなこと言う?
私、どんだけ見た目だめなのよ!?
なんかけっこうショックなんですけどぉ。
私、今まで自分のこと、そんなにだめだと思ってなかったのに。



「へぇ、そうなんだ。
あんた、内面が良いんだ。」

恭子さんが私に近寄り、脅かすようにそう言った。



「こいつにおかしな真似したら、許さないからな。」

たっくんは私の前に立ちはだかった。
わぁ、たのもしいなぁ。



「おぉ、怖。」

恭子さんは、肩をすくめて笑った。
なんか、からかわれてるよねぇ。



「とにかく帰れ。
そして、二度とここには来るな。
しつこかったら、警察に言うからな!」

えーっ、何もそこまですることはないと思うけど、たっくん、本気で恭子さんのこと嫌がってるってことかな。
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