夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!
私もたっくんの大ファンだったけど、ファンになったのは美男子隊がデビューして、テレビに出るようになってからだ。
CDやら雑誌は買ったけど、出待ちや入り待ちはおろか、コンサートにも行ったことがない。
あ、そういえば、テレビ番組の公開録画に応募したことはあったけど、確か当たらなかったんだよね。
友達も当たらなかった。
ファンレターは書いたような気がするけど、出したのかなぁ?
プレゼントは…あ、バレンタインのチョコは送ったかもしれない。



そんな私に比べたら、恭子さんはすごいね。
事務所とか合宿所に行ったりしてたのかな?
私にはそんな行動力はなかったよ。
そんなことしてる人がいたことすら知らなかった。



「それから、俺たちは美男子隊としてデビューした。
ツアーで地方に行くこともよくあったけど、恭子はそんな所にも良く来てた。
プレゼントもどんどん高価なものになってきて、小遣いまでくれるようになったんだ。」

「恭子さん、お金持ちなんですね。」

「いや、そうじゃない。
高校の時からバイトしてて、卒業したら水商売を始めたみたいだ。」

「え!?まさか、たっくんに貢ぐために水商売を!?」

「……そうらしい。」



えーっ!そこまでやる??
そんなに、たっくんのことがすきだったの?



私は、敗北感に打ちのめされた。



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