夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!
「そこまでされたら、やっぱり、ほら…
わかってたんだ、ファンには手を出しちゃだめなこと。
でも、俺もまだ若かったし、つい、そういうことになったんだ。」



うわ~…そんな話、聞きたくなかったな。
でも、仕方ないか。
ブランドものやらお小遣いまでもらって、しかもまだ19歳だったら、やっぱり手を出してしまうかな。
ショックだけど、現実はそんなものなのかな。



「恭子に特別な感情はなかった。
そりゃあ、嫌いじゃなかったけど、特に惹かれたわけじゃなかったんだ。
俺もまだ若かったし、遊びたい盛りだったからな。
恭子はああ見えてわりと口は固いから、他のファンに言いふらすようなことはなかったから、それで俺もいい気になって、あいつを都合よく使ってた。
確かに、俺も悪いよな…」



そうだね。言ってみれば、恭子さんを弄んだわけだもんね。
そりゃあ、たっくんが悪いよ。



「そのうち、恭子は風俗で働いてるという話を聞いて…
そしたら、なんか冷めたんだよ。
重いと感じたのかもしれない。
その頃からは、恭子以外の女とも付き合うようになった。それで……いや、なんでもない。」



あぁ、たっくんのイメージが完全に壊れたよ。
ファンの前での爽やかな微笑みの裏で、こんなドロドロなことやってたなんて。
私は騙されてたんだね。

< 61 / 192 >

この作品をシェア

pagetop