夢見る夢子は、元アイドルに運命を感じてしまいました!
次の日…特になんともなく、平穏な一日だった。
心配していた恭子さんも来なかった。
最初のチャンスは今夜だけど、まだ心の準備もその他諸々の準備も出来てないから、今夜はやっぱり無理だ。



「恭子が来なくて良かったよ。
あいつ、しつこいけど、俺の言うことは前からけっこうよく聞くんだ。」

「そうなんですか。意外です。」

そっか、恭子さんは、今でもやっぱりたっくんのことが好きなんだ。
だから、嫌われるようなことはしたくないんだね。



「それにしても本当にしつこいよな。
もう知り合って10年過ぎてるのに、いまだに俺のことを追いかけてるなんてな。」



確かにそうだね。
私だって、たっくんのファンになって10年くらいになるもんね。
とはいえ、美男子隊が解散してからは、微妙だ。
たっくんを嫌いになったわけじゃないけど、他の人のファンになったし、普通に恋愛もした。
だって、たっくんはどこで何をしてるかわからなかったんだから、そりゃあ忘れるよね?
でも、もしかしたら、恭子さんは違うのかな?
美男子隊が解散してからも、たっくん一筋だったのかな?
この10数年、誰とも恋愛もせず、たっくんを探してた!?
それは、純愛というのか、ストーカーなのか。
確かに、すごいしつこさだね。


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