今は魔王の手も借りたい。~転生幼女のほのぼのチートスローライフ~
「人間のものなど食えるか」

 水さえ口にせず、ゼファーはテーブルに肩ひじをつく。

 マナーがいいとは言えない姿だったが、フードから覗く端正な顔立ちのせいで妙に絵になっていた。

「ご飯を食べてるところを見たことがないけど、なにも食べなくても平気なの?」

 ゼファーは答えない。

「夜も寝てなかったりする? いつも起きてるよね」

「煩(うるさ)い」

 彼がエステルを煩わしがって辛辣な言葉を吐くのは、今に始まったことではない。

(ちょっかいかけてくるくせに、私から絡むと嫌がるんだもの。めんどくさい性格だって自覚はあるのかな?)

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