冴えない令嬢の救国譚~婚約破棄されたのちに、聖女の血を継いでいることが判明いたしました~
そして、耳を疑った。
「――きゃあ!」
それは間違えようもない――あまりにも懐かしく、心待ちにしていたあの声。
「…………っうっそだろっ!?」
心臓がばくっと跳ね、リュアンが堪らず自分から狼小屋に頭を突っ込んだ。
そこには三段重ねで声の主たちが、詰め込まれており、一斉にリュアンを見る。一番下に白い狼。挟まれるように小さな黒猫、そして、一番上からバランスを崩してごろんと地面に転がったのは……。
「セ、セシ……セシ……!」
「あたっ。あ……れぇ? おかしいな、こんな記憶なかったはず」
頭をふらふらさせ、混乱しながら手を伸ばした女性と白狼、黒猫を犬小屋から引きずり出すと、リュアンは彼女とお互いの顔をぺたぺた触り合う。
「――きゃあ!」
それは間違えようもない――あまりにも懐かしく、心待ちにしていたあの声。
「…………っうっそだろっ!?」
心臓がばくっと跳ね、リュアンが堪らず自分から狼小屋に頭を突っ込んだ。
そこには三段重ねで声の主たちが、詰め込まれており、一斉にリュアンを見る。一番下に白い狼。挟まれるように小さな黒猫、そして、一番上からバランスを崩してごろんと地面に転がったのは……。
「セ、セシ……セシ……!」
「あたっ。あ……れぇ? おかしいな、こんな記憶なかったはず」
頭をふらふらさせ、混乱しながら手を伸ばした女性と白狼、黒猫を犬小屋から引きずり出すと、リュアンは彼女とお互いの顔をぺたぺた触り合う。