冴えない令嬢の救国譚~婚約破棄されたのちに、聖女の血を継いでいることが判明いたしました~
「おっと、大先輩に挨拶も無しですかリュアン? セシリーさん、お元気そうで何より……!」
「キースさん、正騎士になったんですか!?」
「キース! お前どうやって着いて来た!?」
白馬に乗ったキースの姿に、セシリーはついはしゃいでしまい、リュアンは渋い顔をする。だが彼は朗らかに笑いながら、小さな袋を投げ渡した。
「はっはっは、私の地獄耳を舐めてもらっては困るんですよ。リュアン、忘れものです。ほーらっ」
リュアンが器用に片手を離してそれを掴むと、中には結構な額の路銀と、セシリーの髪留めが入っている。そこで彼は馬を止めた。
「彼らの面倒は正騎士団とまとめて見てやりますよ! ですから、心置きなく行ってきなさい。女性を喜ばせるのは何にも代えがたい男の使命ですからね。ではセシリーさん、楽しい旅行を――!」
「キースさん……」「お前って奴は……」
「キースさん、正騎士になったんですか!?」
「キース! お前どうやって着いて来た!?」
白馬に乗ったキースの姿に、セシリーはついはしゃいでしまい、リュアンは渋い顔をする。だが彼は朗らかに笑いながら、小さな袋を投げ渡した。
「はっはっは、私の地獄耳を舐めてもらっては困るんですよ。リュアン、忘れものです。ほーらっ」
リュアンが器用に片手を離してそれを掴むと、中には結構な額の路銀と、セシリーの髪留めが入っている。そこで彼は馬を止めた。
「彼らの面倒は正騎士団とまとめて見てやりますよ! ですから、心置きなく行ってきなさい。女性を喜ばせるのは何にも代えがたい男の使命ですからね。ではセシリーさん、楽しい旅行を――!」
「キースさん……」「お前って奴は……」