冴えない令嬢の救国譚~婚約破棄されたのちに、聖女の血を継いでいることが判明いたしました~
セシリーがおずおずと差し出した小箱からそっと指輪を抜くと、リュアンは彼女の左手を支えるように持ち、ゆっくりと薬指に白金の指輪を通した。それは丁度いい位置でぴたりと納まり、セシリーは目を丸くする。
「すごい……サイズはどこで?」
「お前がいなくなるずっと前に、エイラさんに聞いたんだ」
「エイラが……」
少しだけ不安が表情に出てしまったのか、リュアンはセシリーの目を見て聞いた。
「会いたいか?」
会いたい。そう声を大にして言えたらどんなに良いだろう。でも、彼女が自分自身をもし強く責めているなら……。再び自分と会うことを恐れているならば、少し待つ時間が必要になるのかも知れないとセシリーは思い直した。
「うん……。でも彼女が、納得できるまで待ちたいと思うの」
「心配するな。いつかきっとまた、笑い合える日が来るように、俺も手伝うよ。俺だって、お前たちのおかげでそうすることができたんだから……」
「すごい……サイズはどこで?」
「お前がいなくなるずっと前に、エイラさんに聞いたんだ」
「エイラが……」
少しだけ不安が表情に出てしまったのか、リュアンはセシリーの目を見て聞いた。
「会いたいか?」
会いたい。そう声を大にして言えたらどんなに良いだろう。でも、彼女が自分自身をもし強く責めているなら……。再び自分と会うことを恐れているならば、少し待つ時間が必要になるのかも知れないとセシリーは思い直した。
「うん……。でも彼女が、納得できるまで待ちたいと思うの」
「心配するな。いつかきっとまた、笑い合える日が来るように、俺も手伝うよ。俺だって、お前たちのおかげでそうすることができたんだから……」