□TRIFLE□編集者は恋をする□
 
「うん。編集会議でも話してたでしょ」

誰がなんの特集を担当するかは毎月会議で話し合って決めているのに、会議中デガワは何を聞いていたんだ。
と、突っ込みたいのを我慢してハーブティーを口に含む。

「いいなー。片桐さんと一緒。イイ男ですよね、片桐さん」

仮台割を胸に抱き頬をピンクに染めるデガワに、驚いて咳き込んだ。

「え?片桐のどこがイイ男!?」

「平井さんわかってないなー。今時ああいう男らしいタイプって貴重なんですよ」

「き、貴重……?」

「ちょっと無口で無愛想だけど、あれだけ身長があって整った顔してたらなんでも許せちゃいますよね」
< 10 / 396 >

この作品をシェア

pagetop