□TRIFLE□編集者は恋をする□

 

そっか、三浦くんTRIFLEの編集部辞めちゃうんだ。

ぼんやりしながら給湯室に向かい、冷やしていた紅茶でも飲もうと冷蔵庫からボトルを取り出す。

三浦くんには色々助けてもらった。
ウエディング本の撮影へ向かう車を運転してくれたり、美味しいお菓子を差し入れしてくれたり、憎まれ口を言いつつたくさん励ましてくれたし、そして、私の事を好きだって言ってくれたし……。

あの時の返事、きちんとした方がいいのかな。
そう思って顔を上げると、いつの間にか三浦くんがいた。

「ぎゃ!」

驚いて思わず声をあげる。

「なんでそんなに驚いてるんですか?」

「ごめん、丁度三浦くんの事を考えてたから……」

「え。俺の事を考えていてくれたんですか?もしかして俺と付き合う気になってくれたとか?」

綺麗な二重の瞳で私の事を見つめてにこにこ笑う三浦くん。
その無邪気な笑顔に、気まずくて目をそらした。

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