□TRIFLE□編集者は恋をする□
 

「俺、立場逆転のシチュエーションが好きなんですよねー。職場では女の人が上司だけど、ベッドの中では年下の俺が主導権握るとか、興奮しません?」

「は……?」

「だから、職場の上司と一回エッチしてみたいなぁって思ってて。恋愛で悩んでる平井さんを慰めてたら、流れで一回くらいやれないかなぁって思ってたんだけど、意外と固いんだもん」

「ちょっと……」

「なんで、俺が平井さんを好きだって言ったのは忘れてください」

「……三浦くんって爽やかな顔して、サラッと最低な事を言うよね」

悔しいなぁ。
まんまと真に受けて振り回されてしまった。

きっと何人もの女の子が三浦くんに泣かされたんだろうな、なんて思ってため息をつく。

「バイトは辞めますけどまた編集部に遊びに来ますから、片桐さんに飽きたら声かけてくださいね」

笑顔でそう言う三浦くんに、呆れて苦笑いをした。

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